フィルムカメラとは
まずはフィルムカメラに興味を持っていただいたこと、感謝いたします。
これからフィルムカメラを始める皆様に豊かな写真活動を行っていただくため、
まずは知っておいていただきたいことをまとめました。
わからないことがあれば、ぜひ当店のスタッフやSNSで聞いてみてください。なんでもお答えします。
デジカメとフィルムカメラの違い
皆さんが普段お使いのデジタルカメラとフィルムカメラでは、画像を記録する仕組みが異なります。
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デジタルカメラは「電気信号」
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フィルムカメラは「化学反応」
で画像を記録します。逆に言えば、これ以外の構造上の部分はデジタル、フィルムでもほとんど変わりません。
シャッターを切る前
この画像は、一眼レフカメラのシャッターを切る前の状態です。
シャッターは閉じ、ミラーは降りている状態です(シャッターはミラーに隠れて見えません)。
デジタルカメラの場合
では、シャッターを切ってみます。この画像は、デジタル一眼レフカメラでシャッターを切った場合です。
ミラーが上がり、シャッターが開きました。画像中央に緑に輝く板のようなものがありますが、これが光を電気信号に変えるセンサーです。ここに光を数十分〜数百分の一のわずかな時間当てます。
このセンサーはカメラによって大きさや性質が異なり、「フルサイズ」「APS-C」などと呼ばれます。一般的にはサイズが大きいほど夜景などの暗いところに強くなると言われています。
デジタルカメラは、この変換された電気信号を内蔵コンピュータで処理して画像にします。
フィルムカメラの場合
ではフィルムカメラでシャッターを切った場合を見てみます。
ミラーが上がり、シャッターが開きました。画面中央の茶色い部分がフィルムです。
フィルムの表面には光をあてると性質が変化する薬剤が塗られているので、この変化で光を記録します。フィルムは長さが約1.5メートルほどあり、これを決まった間隔で巻き取ることで、次の写真を撮影していきます。多くのフィルムは36枚または27(24)枚撮影できます。